ダミエ・アズール

優美さと幾何学的なモチーフが男女問わずに人気を集めるダミエライン(Damier)は、モノグラムより前の1888年に生まれました。

ダミエとは、フランス語で「チェック」の意味があります。

濃淡のある茶色を基調としたチェス盤柄のデザインとして広く知られておりますが、このデザインは日本の市松模様を元にしてデザインされたのだと言われています。

考案者はルイ・ヴィトンの息子、ジョルジュ・ヴィトン(Georges Vuitton)です。

この当時のヨーロッパの貴族や大富豪などの間では、日本文化が大流行しておりジョルジュ・ヴィトンはそこに目をつけヒントを得たのです。

それ以前に販売されていた「グリ・トリアノン・キャンバス」や「レイエ・キャンバス」のコピー商品が出回ったことで、対抗策として市松模様に「Louis Vuitton : marque deposee」の文字を織り込んだ「ダミエ・キャンバス」というパターンを作り出しました。

ダミエの誕生は、1889年のパリ世界博覧会でルイヴィトン社に金賞をもたらしました。

しかし、コピー対策として考えられたダミエ・キャンパスにもコピー商品が出回ったこともり、1896年以降はダミエのモチーフは使用されることはありませんでした。

販売停止から100年が経過した後の1996年、モノグラムの誕生100周年を記念して「ダミエ・キャンバス」は復活しましたが、人気が高まったことから1998年からはルイヴィトンの定番となっています。

復刻版はヌメ革使いでしたが、現行では漆黒のエボニー・レザーに変わり、落ち着いたイメージが、男女を問わず、幅広い年齢層に支持されるようになりました。

2006年10月28日(土)にオープンしたヴィトン そごう横浜店にて先行発売された「ダミエ」のブラウン系の市松模様の配色が、アイボリーとグレイッシュブルーになった“ダミエアズール(Damier Azur)は、従来のダミエラインとはまた違った雰囲気です。

アズールとはフランス語で紺碧を表す言葉ですが、このダミエアズールはイタリアのリビエラの海と砂をイメージして作られているそうで、その爽やかで洗練されたイメージから男女を問わない使いやすい新しいヴィトンのダミエラインと言われています。